腰痛の原因と症状のあらわれ方はさまざまです。
腰痛はレントゲンなどの画像検査で異常が確認されないことは珍しくありません。さらに、心理社会的要因やストレスが痛みを誘発することもあり得るとされています。
「整形外科に行ったのに何もしてもらえなかった」という声をよく聞きますが、痛みの原因が特定できない非特異的腰痛というものも
多いため、セルフチェックをしてから相談に行くことをおすすめします。なぜなら、その情報が治療方針を立てるうえで貴重な情報になり得るからです。
①朝、起き上がる時に痛むか?
②朝、洗顔時に腰を曲げられないほど痛むか?
③朝、靴下を履く時に(どこか)痛むか?
③おしりや足にシビレや痛みの症状があるか?
④歩行中に下肢に痛みやシビレが生じるか?
⑤前屈や後屈や側屈など、特定の動作と痛みが関係しているか?
⑥一定の姿勢を保った直後の動作開始時に痛みが生じるか?
⑦腰が痛む部位は、腸骨稜よりも上か下か?
感覚にのぼる痛む部位・組織は関節、靭帯、筋・筋膜などさまざまです。また、痛みの出現は動作によって違うものですが、「ぎっくり腰」など急性の症状では、どんな動作でも痛みが生じる場合もあります。
腰痛で医療機関に相談する際には、できる範囲でセルフチェックしておくことが、改善への近道になることもあります。
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