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坐骨神経、自分で確認する方法

 太ももの後ろから下肢にかけての痛みや運動機能低下。また、下腿内側を除く膝より下の感覚異常などは坐骨神経の障害が考えられます。

 

 鍼灸治療やマッサージでは、疼痛の緩和を目的に坐骨神経を直接刺激することがよくあります。

 

 坐骨神経は比較的太いとはいえ、探り方にはそれなりのコツがあります。そして、そのコツさえ分かれば自分で刺激することも容易です。

 

 鍼灸師やマッサージ師を目指す学生が使う教科書にも掲載される、一般的なランドマークには大転子と上後腸骨棘があります。

 

 文字で説明するのが難しいですが、検索して絵や画像をみればすぐにわかりますし、容易に自分で触ることができる「でっぱり」なので、ここでは割愛します。

 

 大転子と上後腸骨棘を結んだ線の中点から、線に対して垂直になるように肛門の方向へ向かって3センチぐらいの位置の深層に坐骨神経が走っているとされているとされています。ただ、個人差があるので実際には周囲およそ1センチぐらいの範囲になります。

 

 臀部は分厚い皮下脂肪になっています。坐骨神経は表面から約4~8センチほどの深さにあるとされています。当然ここでも個人差があるので、これよりも深い場合もあります。

 

 さらに、別の探り方を紹介する先生もいます。それは、上後腸骨棘のかわりに仙尾結節といって、仙骨と尾骨の接合部分になります。

 

 その仙尾結節を大転子を結んだ線のちょうど中点が坐骨神経が走行する場所と考えられています。

 

 いずれにしても、自分で押すことができる場所ですし、椅子の座面にゴルフボールなど刺激を与えられる物を置いてもいいかもしれません。

 

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