ここ最近、頭痛を訴える人が特に増えています。不安定な気候も少なからず影響しているのではないかと推察しています。
頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがよく知られています。さらに、これらの症状が複合的にあらわれたり、いずれにも該当しないような症状を訴える人もいます。片頭痛ならば血管の拍動性、緊張型頭痛であれば締め付け感、群発頭痛は目の奥に感じる強い痛みなどがひとつの目安になるとされています。感じ方には個人差があるので、何とも言えませんが情報として大切です。
「痛いのだけれど、なんて表現すればいいか・・・」や「耳の後ろ側から側頭部や頭頂部にかけて・・・」といった表現をする人がいます。そういった症状では後頭神経痛の疑いも浮上します。
痛みの原因に考えられる主な後頭神経には大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経があげられます。これらの神経が走行部には僧帽筋や胸鎖乳突筋が存在するため、筋の状態が少なからず影響を及ぼすと考えられています。
僧帽筋や胸鎖乳突筋といえば、頸部痛や肩こりの治療対象になる代表的な筋肉の一つです。また、スマホの長時間使用やデスクワークでパソコンを多用する人で不調を訴える人が多い部位でもあります。
頭痛は疲労やストレスからくる頸部から肩にかけての筋緊張や血行不良が原因の一つとも考えられています。忙しくてストレスが多い日常生活を送っているのでしたら、なおさら意識して心身を休める時間を作ることが望ましいです。
具体的なストレス解消法や趣味らしい趣味がないのでしたら、せめてお風呂に入る時に首周りをやさしくマッサージしたり、お風呂あがりの寝る前に首をまわすなどの運動をするのがよいでしょう。
ちなみに、鍼灸治療やマッサージ治療は痛みを和らげる効果が期待できるので、是非とも試していただきたいです。
【関連リンク】
・頭皮鍼
※リライト:2021/10/12