痛みが引かないので、病院に行って診察を受けたら骨折だった・・・なんて経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
足の小指を柱の角にぶつけるといった具体的な外傷があればまだしも、特にそういった記憶がないにもかかわらず、骨折をしていることは決して珍しくありません。一般的に疲労骨折などと呼ばれるものもその一つです。
例えば足では「ジョーンズ骨折」というものがあります。これは、小指の中足骨基部よりも少し指先寄りの部分が骨折するものです。違和感からはじまり徐々に痛みが増してきます。肋骨の場合、例えばゴルフで生じる疲労骨折があります。当初はレントゲンにもほとんど映らないことがありますが、咳をするだけでも痛みが響きます。
疲労骨折とは、ある特定の場所に加わる反復的なチカラが原因によって生じる骨折です。一般的な骨折との違いは「繰り返されるチカラ」によるということです。
スポーツをする人にも多く見られ、オーバーユース障害などと呼ばれることもあります。その中には骨折ではありませんが、膝周辺に痛みを訴えるジャンパー膝と呼ばれるものやランナー膝(腸脛靭帯炎)などがあります。
完全に骨折していれば多くの場合、外見的にもそれなりの症状を確認できますが、そうでないとついついあなどって、医師に相談をせずに無理をしてしまうことが多々あります。
違和感を感じたら、あるいは4~5日経過しても痛みが引かないようであれば、医療機関に相談した方がよいでしょう。
【関連リンク】
・頭皮鍼