毎年、ボジョレヌーボーの解禁日を心待ちにしている人もいるでしょう。令和最初の今年は11月21日になります。そして、いよいよ忘年会シーズンに突入といったところではないでしょうか。
お酒を飲む機会が増えると、特に負担が増す臓器に肝臓があります。年末が近づくと「肝臓にイイ!」といった宣伝文句の広告が増えてきます。
肝臓にはどのような働きがあるかとなると、意外にあまりしられていません。ここではざっくりと紹介します。
糖代謝では、グリコーゲンの分解・合成・貯蔵・血糖調整をします。タンパク質代謝はアルブミン、フィブリノゲン、尿素の生成があります。ケガをして出血した際、血液を固める凝固作用に不可欠な物質をつくります。
そして、アルコールや有毒性のある物質を分解する解毒作用があります。その他、胆汁生成や血液の彫像、脂質・ビタミン・無機質・ホルモンの代謝などがあります。
臓器に不要なものはありませんが、特に肝臓の役割りが多岐にわたり、負担がかかりやすいか理解できるでしょう。
飲酒が原因になる肝臓の障害には、アルコール性肝障害や脂肪肝が知られています。脂肪肝とは、肝細胞の中に中性脂肪が蓄積するものです。
これだけの「働きもの」にもかかわらず、不具合が生じても自覚症状があらわれにくいところから、肝臓は「沈黙の臓器」などと呼ばれることがあります。だから、肝臓の障害を早期に見つけるためには採血などの検査が必要です。
美味しいお酒をいつまでも楽しむためにも、肝臓をいたわる工夫が大切です。
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