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ゴルフに腰痛はつきもの?

 腰痛を訴える患者さんが多いスポーツのひとつにゴルフがあります。

 

 ゴルフのスイング動作は、腕を振ると言うよりも「腰の回転によって腕が回されている」と表現してもいいほど、腰の運動が重要で、それだけ腰に大きな負荷がかかります。

 

 特に使う筋肉には外腹斜筋、腹横筋、回旋筋、広背筋、大腿部の筋肉・・・ほかにもいろいろあります。また、痛みが生じる部分を指し示す部位が人によって異なるのも特徴です。同じ右利きでも、人によって右側であったり、左側であったりします。

 

 ゴルフが一因と推察される腰痛には「筋・筋膜性」「椎間関節性」「仙腸関節性」などがあげられます。

 

 筋・筋膜性腰痛は前屈で、椎間関節性腰痛は後屈で痛みを再現されやすいと言われていますが、いずれも急性では前後屈のどちらでも痛みを生じる人が多いです。

 

 また、ゴルフレッスンを受けたことがある人ならば、アドレスの姿勢をとる際には「股関節を入れて(軽く屈曲)、背筋を伸ばしたまま前傾姿勢」なんて指導を受けたことがないでしょうか?

 

 実はこの姿勢をとるだけでも腰に負担がかかっています。腰痛と姿勢に関するテーマでも書きましたが、直立姿勢よりも前傾姿勢の方が腰にかかる負荷は高まります。それに加えて「背筋を伸ばして」を意識しすぎると、さらに負荷が増すものです。

 

 おまけに、その状態を保ったまま回転運動をするわけですから、運動前のストレッチや日頃のコンディショニングが大切になってきます。

 

 鍼灸やマッサージは、一般の方でもコンディショニングのメニューに加えている人がいるぐらいメンテナンスの効果が期待できます。ゴルフは年齢を重ねても楽しめるスポーツのひとつです。いつまでも健康に楽しむための健康管理も大切です。

 

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