QOLの維持と向上を考えたとき、美容は心身の健康と深く関わるものと筆者は考えます。
肌が適度な潤いと弾力を保った健康な状態だと、気分が良くて、前向きな気持ちになれたりするものです。
年齢を重ねることで肌のコンディションが衰えやすくなるのはやむをえませんが、ちょっとしたマッサージだけでも老化の進行を遅らせたり改善させたりすることができると考えられています。
年齢を重ねることで生じる皺(しわ)、シミ、たるみなどを予防したり進行を抑えたいと願う気持ちは年齢や性別を問わず、みんな同じはずです。それにも関わらず、ある程度の年齢になると「美容を気にする年齢ではない」「今さら・・・」という人が意外に多いです(本心は違うでしょうが)。
年齢を重ねて視力が衰えれば眼鏡やコンタクトレンズをします。視力を補うのと同様に、肌の衰えを補うという観点でビタミン剤の服用、美容液塗布、美容鍼・美顔鍼、マッサージなどで老化の進行を遅らせようとする意識や取り組みに「今さら」はないと考えています。
美容医学・技術は進化し、「若さを保つ」を期待出来るさまざまな選択肢がありますが、美容と健康の管理でいつの時代にも共通していえることがあります。それは、継続させることです。もしかしたら、これが最も大きな課題かもしれません。
美容整形の外科手術ですら一回の手術で永遠に効果が持続するとは限りません。時間の経過とともに効果が薄れたり、追加の手術を受けなくてはならないこともあるため、持続させるためにはそれなりのメンテナンスが欠かせないと言う医師もいます。
肌の悩みによって美容皮膚科、形成外科、美容外科などの医師がいます。また、筆者のように美容鍼を施術メニューに取り入れている鍼灸師に相談してみるのもいいでしょう。
健康管理で食事に気をつけたり医師に相談するのと同じように、美容に対する意識を保つことは、QOLの維持と向上につながるのではないかと筆者は考えています。
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*リライト:2020年4月12日