新型コロナウイルス(COVIT-19)の感染拡大に伴う外出自粛が延長され、いい加減に「自宅でくつろぐ」どころではないという人も多いのではないでしょうか。
運動不足、生活リズムの乱れ、在宅勤務による慣れない姿勢での作業・・・ストレスの原因になりそうなことを数え上げたらキリがありません。
先日、NHK総合で「東洋医学 ホントのチカラ 今こそお家で!セルフケアSP」という特番が放送されました。長引く外出自粛による心身の疲れや運動機能低下を、東洋医学的な施術(鍼、マッサージ、指圧など)や太極拳を取り入れたメンテナンスのすすめをテーマにした番組でした。頭痛、腰痛、肩こり、鬱(うつ)など症状にあわせた施術も紹介していました。
内容も放送するタイミングも良かったと筆者は思います(番組で紹介していたツボは番組のホームページにも掲載されているとのことでした→https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1203.html)。
NHKが東洋医学を基礎にした鍼やマッサージをれっきとした「治療法」「健康法」として取り上げてくれるのは、業界人としても嬉しいものです(未だに「うさん臭い」と思っている人が少なくないですからね)。
ツボを指で押したりマッサージをする際には、痛みを感じるちょっと手前の圧(力量)で留めるのがポイントで、グリグリとコネるよりも、やさしくゆっくり揉んだり、一定の圧を20秒ぐらいキープする指圧を筆者はおすすめです。
コリや痛みは、症状によって施術する部位が違ったりします。テレビ番組ではそこまで詳細に解説できないのはやむを得ないことです。また、鍼やマッサージに加えて、温熱や低周波などを使った方が、さらなる効果が期待できることもあります。
外出自粛や事業再開の規制内容は都道府県によって異なるものの、今なおワクチンや治療方法が確立されておらず、国が緊急事態宣言を発出している状態に変わりはありません。
鍼やマッサージなどは自粛規制対象外の業種なので、当院も営業をしています。番組では触れていませんでしたが、部位によっては圧のかけ方に注意が必要なこともあります。自分でできることは限りがありますので、つらい症状が続くようであれば、早めに筆者ら専門家におまかせいただくのもセルフケアではないかと思います。
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