健康だから笑えるのか、笑うから健康になれるのか・・・。
あまり知られていませんが、笑いが人体に及ぼす作用について、古くから専門家が(真剣に、科学的に)研究されています。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)活性化、ストレスホルモン抑制、β-エンドルフィン賦活ほかさまざまな作用をもたらすことで、人間本来の治癒力であったり免疫力を高めるといった研究結果が報告されているのですが、残念ながら医療従事者ですら関心を示さない人が少なくありません。
さらに注目すべきは、皮膚疾患や慢性的な痛みなどを和らげる効果も確認されているのです。
日本の医療は「科学的根拠(エビデンス)」を異常なほど重視します。それにもかかわらず「笑い」や「気」といった、目に見えたり手に触れることができない処方には、たとえエビデンスが存在しても無関心なところがあるのが不思議です。
「笑いと医療」をテーマにした書籍や映画もあります。代表的な書籍にはノーマン・カズンズ著の「笑いと治癒力(岩波現代文庫)」、映画ではロビン・アダムス(米国俳優)が主演した「パッチ・アダムス(1998年公開)」などがあります。
これまでにも「笑いと免疫力・自然治癒力」についてブログで紹介したことがありますが、体調を崩しやすい季節を迎える前に今一度「笑い」を意識してみてはいかがでしょうか。
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